正しいサウナの入り方

2020年5月11日

サウナに入る前

満腹状態でサウナに入るのはやめましょう。食事のあと1~2時間してからサウナに入るようにしましょう。食後は消化のために、血液が消化器官へ集中しますので、食後すぐのサウナは消化にも良くありません。また、サウナに入ると血管が拡張し、血圧が下がりますので、空腹で入ると低血糖や低血圧になる可能性があります。

飲酒後も絶対に避けましょう。サウナに入ることで、血流が良くなることで酔いがまわりやすくなります。心臓にも負担がかかりますし、転倒による怪我などの恐れもあります。

そして、必ずサウナに入る前に十分な水分を取りましょう。利尿作用があるお茶や糖分多めのジュースよりも、水がオススメです。

いきなりサウナに入るのはマナー違反です。まずは、身体を掛け湯やシャワーで軽く流したり、身体や髪を洗ってからサウナに入りましょう。良く汗をかくためにも、濡れたままではなく、よくふき取ってからサウナに入った方が、発汗がスムーズになります。

サウナに入ったら

発汗は個人差もありますし、体調にもよりますが、サウナに入っている時間は5〜15分で充分です。必ず10分などと時間を決めずに、身体が温まり、気持ちよく汗がかけたら十分です。また、長時間サウナに入ると、かえって疲労することもあります。下段のベンチの温度の低いところに長時間いるよりも、上段の温度の高い所で、短時間で汗を出した方が、心臓等への負担が少ないともいわれています。その日の体調に合わせて、サウナに入るようにしましょう。

サウナに入ったら、何も考えずに、楽な姿勢で過ごしましょう。

サウナを出たら

サウナから出たら、まずは、汗をシャワーなどで流しましょう。そして、手足にゆっくりと水を掛け、徐々に心臓の方へゆっくり水を掛けます。それから、ゆっくりと水風呂につかってください。たまに、水風呂の中に頭まで入っている人がいますが、これはやらない方が良いです。水風呂は、循環殺菌消毒をしていますが、大勢の人が裸でつかっていますので・・・

水風呂は、寒気を感じるまで入る必要はありません。気分良く体が冷えたら十分です。時間にして1~2分で十分です。サウナに入ると血管が拡張していますが、水風呂に入ることによって血管が収縮します。

水風呂から出たら体を拭いて、外気慾をするのが理想です。もちろん理想なので、そのような環境がないサウナもたくさんあります。水風呂のあとは、休憩スペースなどで一旦休憩をとってください。

この休憩をすることで、水風呂で収縮した血管がゆっくり開放されます。血管が拡張したり収縮したりすることで、血流が良くなります。このときに、体中だけでなく、脳にも大量の血流と共に酸素が送り込まれるので、とてもスッキリします。

またサウナに入る

休憩のあとに、またサウナ→水風呂→休憩を繰り返します。体調と相談しながら、2~3回位繰返すのが良いでしょう。

サウナに入ると、発汗により、身体から500ml以上の水分が奪われることになります。ですので、水分補給も忘れずにしましょう。水分が奪われたまま脱水状態だと、今度は血液の流れが悪くなり熱中症になってしまうかもしれません。また、血栓もできやすくなってしまいます。

血栓により、血管が詰まると、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすこともあります。サウナに繰り返し入るときは、休憩のときに、水分補給して血液の流れを良くしておくことが重要です。